2017年カナダの税金に関する変更点
毎年少しづつ変わるカナダのタックスルール。今年はこんなです。
タックスレートの追加
去年まで最高が29%だった連邦政府税、今年は$200,000以上の年収がある人は33%というレートが追加され大まかにいえば、5段階。15%から始まり、20.5%、26%、29%、33%まで。この他に州税もあるので高いと言えば、お高いです。まあ、その分カナダには健康保険があるということで仕方ないのでしょうか。
Home Accessibility Expenses
家の改装費用などにかかった費用を最高$10,000までクレジットとして申請できる。例としては、階段の昇降機、車椅子が通れるようにする、お風呂場に手すりをつけるなど。但し、自分の持ち家に限りられるので、アパートを借りてる人は申請できません。申請できる人は65歳以上か、障害のある人で、カップルの場合、片方がシニアなら申請できます。家族が一緒に住んでる場合は、その家族の人が申請しても構いません。
Reporting the sale of your Principal Residence
自宅売却の報告義務。2016年以降は、住居を売った場合タックスリターンでの報告が必要です。住居としている家の売買による利益に税金がかかりませんが、中には何年か他人に貸してた期間がある人などはいくらかの税金がかかる場合があり、その辺の申請を徹底させるためのルールなのでしょうね。ちなみに1982年以降は家族で一軒の住居が規則です。報告しないとかなり過酷なペナルティーを払わないといけないので、気を付けましょう。
Eligible Educator School Supply Tax Credit
教師がクラスで使うものにかかった費用を1000ドルまで申請できるクレジット。詳しくはこちら。
16歳未満の子供がいる納税者が申請できる子供のアクティビティのクレジットの変更
- Children's Art Amount
- Children's Fitness Credit
2015年は500ドル、2016年は250ドル、来年2017年はなくなる予定です。
2015年は1000ドル、2016年は500ドル、来年2017年はなくなる予定です。
Family Tax Cut の廃止
子供のいる納税者が最高2000ドルの減税となるFamily Tax Cutが今年はなくなり、がっかりしてる人も多いのでは?Universal Child Care Benefitも去年の7月から廃止され、子供のいる納税者にとってなにがお得なのか?それが今年の7月から支給される Canada Child Benefit。去年までのCanada Child Tax Benefitの改訂版で、噂では毎月の支給額が多くなるとのことですが?気になる方は、こちらのサイトで試算できます。確かめてみてください。
その他、ちょっと気になるタックスアップデート
- Student loan Interest paid
- Tuition Credit
- Medical Expenses
2016年11月以降、$25000以上の収入がない人の場合はスチューデントローンの返済を始める必要がなくなったらしいです。
来年2017年のタックルリターンから授業料のクレジットが変更。今までは追加されてたボーナスクレジットのEducation and Textbook amount がなくなる予定です。
どうでもいいことかもしれませんが、マリワナがトリートメントとして必要でライセンスのある薬局またはDoctorから買った場合、薬代として申請できるそうです。その他、州によって申請できる医療費の違いがあり、詳しくはこちらで。
以上今年2017年の税金に関する変更点、タックスアップデートでした。
Torontojp.com